日本沈没２０２０を観賞してみた

母がどうしても日本沈没２０２０がみたいということで1ヶ月の無料体験登録期間中のNetfrixという動画配信サイトに登録して鑑賞しました。

日本沈没とは1973年（昭和48年）に刊行された小松左京による日本のSF小説で映画としても映像化されている作品です。

物語は２０２０年の東京オリンピックを目前とした日本で、主人公は陸上選手の女子高生です。家族には日本人の父、フィリピン人の母、ゲームが大好きな弟がいます。

平和な暮らしをしていた家族はある日突然大地震に遭遇し、周りの環境が一変します。

地震による地盤沈下によって少しずつ沈んでいく日本に安全な場所などないため家族は移動しながら日本脱出のために進んでいきます。

道中では、近所の優しいお姉さん、家族を失ったおじいさん、大人気YouTuber、引きこもりの少年、陽気な外国人など様々な事情を抱えた人物に出会い一緒に苦難を乗り越えながら旅を進めます。人の優しい面だけでなく災害時という極限状態に出る犯罪や人の本性も細かく描かれていて綺麗事だけではすまないリアルさも感じられました。

作中では、目を覆い隠したくなるような残酷な場面もあるのに、苦難を乗り越える姿や先の気になる展開が多く気付いたらあっという間に全てみ終わっていました。

この作品は今現在の豪雨災害や、コロナウイルスによる人との突然の別れが起こってしまう可能性がある今だからこそ是非みて欲しいと思いました。

見終わった後自分の周りにいる家族や友人が生きているのは当たり前ではなく奇跡的なことなのだと改めて感謝する気持ちが生まれるはずです。